五輪マラソン・競歩 札幌でコースの道路補修工事始まる

五輪マラソン・競歩 札幌でコースの道路補修工事始まる
来年の夏に延期された東京オリンピックで、マラソンと競歩のコースとなる道路の穴などを補修する工事が、6日から札幌市で始まりました。
新型コロナウイルスの影響で来年に延期された東京オリンピックのマラソンと競歩について、IOC=国際オリンピック委員会は札幌で開催する従来の計画を引き継ぐ方針を示しています。

札幌市はコースとなる道路の路面にできた穴などで、選手たちが転倒しないよう、補修工事を市内のおよそ11キロの道路で行う計画です。

工事は6日から始まり、マラソンのコースとなる札幌市北区の北海道大学脇の道路では、古いアスファルトの舗装を剥がすため、作業員が電動のカッターで路面に切れ込みを入れていました。

東京オリンピックは1年延期されましたが、札幌市では準備のためのテスト大会をいつでも行えるよう補修工事は来年に延期せず、ことし6月中旬までに終えることにしています。

工事の現場責任者の永木俊裕さんは「オリンピックに関わることはめったにないので光栄に思いますし、頑張って作業していきたい。規制や夜間工事などでご迷惑おかけしますがご協力をお願いします」と話していました。