外出自粛 週末の都心の人出は大幅に減少 新型コロナ

外出自粛 週末の都心の人出は大幅に減少 新型コロナ
新型コロナウイルスの感染拡大で不要不急の外出を控えるよう求められたこの週末の都心の人出を示す推計データが公開されました。日曜日の5日、東京23区を訪れた人の数は直前の平日に比べて、65%余りの大幅な減少になっています。
ヤフーは利用者から同意の上で得た位置情報を使い、プライバシーを保護した形で東京23区のそれぞれの区の人出を日ごとに推計して公開しました。

それによりますと、東京23区を訪れた人の数は4日の土曜日が合わせて109万7000人、5日の日曜日は81万3000人でした。

先週の平日、東京23区を訪れた人は1日あたりの平均で238万3000人余りで、これと比べると、4日は53.9%、5日は65.8%の大幅な減少になっています。

また、同じように外出の自粛が呼びかけられた先月28日と29日の週末と比べると、4日が3%の減少、5日は2.5%の増加と、おおむね横ばいでした。

一方、外出自粛が呼びかけられる前の先月21日と22日の週末と比べると、4日が20.5%、5日が29.1%、それぞれ減少しました。

今後、法律に基づく「緊急事態宣言」が出された場合、対象の地域では、生活の維持に必要な場合を除いて、外出の自粛をはじめ、感染の防止に必要な協力を要請できるようになり、人の動きにより大きな変化があらわれる可能性がありそうです。