休校 子どもの不安やストレス 文通で解消を 新型コロナ

休校 子どもの不安やストレス 文通で解消を 新型コロナ
新型コロナウイルスの影響で臨時休校が続く中、福岡県太宰府市では、大学生が子どもたちと文通することで不安やストレスを解消させようという取り組みが行われています。
この取り組みは、太宰府市にある筑紫女学園大学でカウンセラーや社会福祉士を目指す学生たちが企画しました。

太宰府市では4月17日まで公立の小中学校の臨時休校が続く予定で、この取り組みでは、市内の小中学生に休校による不安などを手紙に書いてもらい大学生が手紙で答えます。

3月中旬に学校を通じて各家庭に案内を送ったところ、4月6日までに9通の手紙が届いていて、外出できないストレスや友達に会えないさみしさなどのほか、将来の進路や夢についての相談などもつづられていました。

6日は大学の講義室に3人の学生が集まり、朝届いた中学生からの手紙に対する返信の内容を話し合い、休校が続いても自分の夢に向かって勉強を続けることなど、アドバイスを記していました。

参加した大学院生の中山日向子さんは「今は人と会って話すことが難しいですが、手紙を介してやり取りをすることで自分の思いを書けるし、私たちもふだん手紙を書く機会がないので、子どもたちにとっても学生にとってもすごくいい機会になると思います」と話していました。

中山さんたちは学校が再開するまで手紙を受け付けるということです。