中国 人権派弁護士が刑期終え出所も隔離 感染対策理由に

中国 人権派弁護士が刑期終え出所も隔離 感染対策理由に
中国で5年前に人権派弁護士などが一斉に拘束された問題で、安否が分からないまま長期間拘束され、国際的に注目を集めた弁護士が5日、刑期を終えて出所しました。ただ、新型コロナウイルスの感染を防ぐ対策を理由に弁護士は隔離されているとみられ、家族は当局の監視が続くおそれがあるとして懸念を強めています。
中国では2015年7月以降に、人権派弁護士など300人以上が警察に取り調べを受けたり拘束されたりしていて、このうち王全璋氏は家族が依頼した弁護士の接見が認められず、安否が分からないまま裁判まで3年以上拘束が続き、国際社会からも懸念の声が上がりました。

王氏は去年1月、国家の転覆を図った罪で懲役4年6か月の実刑判決を受けて服役していましたが、王氏の家族によりますと、5日、王氏から刑期を終えて出所したと連絡があったということです。

ただ、中国当局は王氏について新型コロナウイルス対策を理由に隔離措置が必要だとしていて、家族は王氏を出迎えることができなかったということです。

王氏の妻の李文足さんはNHKの取材に「感染症対策を口実に夫を監禁するもので受け入れられない」などとコメントし、当局の監視が続くおそれがあるとして懸念を強めています。