布マスクを地域で手作り あす授業再開の子どもたちへ 福島

布マスクを地域で手作り あす授業再開の子どもたちへ 福島
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて休校となっていた小中学校で6日授業が再開されるのを前に、福島市で、地域の人たちが子どもたちに配るマスクを手作りしました。
福島市は、市内16か所の学習センターで活動している人たちの協力を得て、子どもたちのマスクを作るプロジェクトを始め、このうち福島市吉井田地区のセンターには地域の10人ほどが集まりました。

5日は木幡市長が訪れ、地元の縫製メーカーが提供した生地を受け取り、「マスク不足を受けて市も対応を急いでいたが、生地の確保に苦労した。今後も多くの企業や市民に協力してほしい」と話しました。

提供されたのは運動着などに使われる長さ40メートル、幅1メートル80センチの綿製の生地2つ分で、この生地から1000枚以上のマスクを作ることができるということです。

参加した人たちは、裁断した生地をミシンで縫い合わせたりアイロンで形を整えたりしたあと、ゴムひもを通して完成させていました。

参加した女性は「休校でつらいと思うが、子どもたちには頑張ってほしい。近所の人が作ったマスクで少しでも元気を出してもらえたらうれしい」と話していました。

マスクは今後、順次作られ、市内の小中学生を中心に配られるということです。