千葉県 県立学校を4月いっぱい休校に 6日の再開予定から一転

千葉県 県立学校を4月いっぱい休校に 6日の再開予定から一転
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千葉県は県立学校について、一部の地域を除いて6日からの再開を予定していましたが、県内で新型コロナウイルスの新たな感染者が増加していることなどから、4月いっぱい休校とすることを決めました。
これは千葉県の森田知事が5日、臨時の記者会見を開いて明らかにしました。

県立学校の新学期の開始について、千葉県は集団感染が起きた東庄町の障害者福祉施設周辺の地域を除いて、6日以降、順次、新学期を始めることとしていました。

しかし、千葉県内では新型コロナウイルスの新たな感染者が3日は20人、4日は25人確認され、2日続けて20人超えたほか、東京都内でも4日、118人となるなど急速に感染が拡大しています。

こうした状況を受け、千葉県は、すべての県立学校で4月いっぱい休校とすることを決めました。

始業式と入学式は規模を縮小し予定どおり行うとしています。

特別支援学校については保護者の希望に応じて受け入れも検討するとしています。

千葉県内でこれまでに感染した人は235人でこのうち1人が死亡しています。

森田知事は「感染経路の分からない人も多い。感染拡大防止には県民の行動が大事で、無症状でもうつすかもしれないという意識をもって外出自粛など慎重な行動をお願いします」と述べました。
千葉県が5日県立の学校について今月いっぱい休校とする方針を示したことを受けて、6日以降、学校を再開する予定だった千葉県内の市町村の一部も小中学校などの休校延長を決めました

このうち袖ケ浦市は今月30日まで市立の小中学校を休校とし、始業式と入学式は規模を縮小して行うことにしています。

市原市は今月いっぱい休校とし、始業式と入学式も延期するということです。

このほか、習志野市や木更津市、八千代市なども小中学校などの休校を延長することを決めています。