福岡市早良区にある「福岡記念病院」で患者や看護師など合わせて11人が新型コロナウイルスに感染していることが４日確認され、市は院内感染で「クラスター」と呼ばれる感染者の集団が新たに発生したとみています。福岡市では４日、１歳未満の男児と女児、それに小学生の兄弟２人を含む合わせて26人の感染が新たに確認されました。

福岡市によりますと、早良区にある「福岡記念病院」で４日新たに、患者２人と看護師など職員９人の合わせて11人が、新型コロナウイルスに感染していることが確認されたということです。

この病院では３日、20代の男性看護師の感染が確認されていて、市が濃厚接触者の患者や看護師などおよそ40人の検査を行った結果、11人の感染が確認されました。

市は院内感染で「クラスター」と呼ばれる感染者の集団が新たに発生したとみて、厚生労働省のクラスター対策班と協議しながら対応にあたっています。

「福岡記念病院」は感染拡大の防止を徹底するため当面、外来診療を休診することにしています。

福岡市では４日、「福岡記念病院」の11人、１歳未満の男児と女児、それに小学生の兄弟２人など、合わせて26人の感染が確認され、市内で１日に感染が確認された数としてはこれまでで最多になりました。

４日感染が確認された26人はいずれも軽症だということです。