岐阜 可児で70代男性死亡 県内初の死者 新型コロナ

岐阜 可児で70代男性死亡 県内初の死者 新型コロナ
岐阜県は、新型コロナウイルスに感染して治療を続けていた可児市の70代の男性が4日朝、死亡したと発表しました。岐阜県内で感染者が死亡したのは初めてです。
可児市の70代の男性は先月16日にせきや微熱が出て、翌17日に医療機関を受診していったん帰宅しましたが、21日になって症状が悪化したため、別の医療機関で検査し、22日に感染が確認されました。

県によりますと、男性には基礎疾患があり当初から人工呼吸器を使うなど重症の状態が続いていましたが回復せず、4日朝、入院先の医療機関で死亡したということです。岐阜県内で感染者が死亡したのは初めてです。男性の70代の妻も重症の状態が続いているということです。

可児市では合唱団やスポーツクラブで合わせて18人のクラスターが発生していて、この夫婦は合唱団に参加し、スポーツクラブも利用していました。

古田知事は「1日も早い回復を願う中での訃報に大きな衝撃を受けているとともに、男性のご冥福を心からお祈りしたい。県民には、不要不急の外出や感染しやすい場所への接近を極力回避してほしい」と述べました。