新型コロナ対策の中小企業融資 都に申し込み 当初見込みの5倍

新型コロナ対策の中小企業融資 都に申し込み 当初見込みの5倍
新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けた中小企業を対象にした都の融資制度で、当初の見込みの5倍近くに当たる、約1200億円の申し込みがあったことが分かりました。
東京都には、都内の中小企業を支援する融資制度がありますが、先月6日からは新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けた中小企業を対象にした融資の申し込みを受け付けています。

都によりますと、2019年度分として248億円程度の融資を見込んでいましたが、先月末までに見込みの5倍近くに当たる約1200億円の申し込みがあったということです。

このため、都は融資枠を1200億円まで引き上げたうえで、融資に対応できるよう追加で250億円の昨年度の補正予算を編成し、議会の議決を経ない「専決処分」で決めました。

小池知事は「引き続き中小企業の資金繰りを守るセーフティーネットとして、しっかりと取り組んでいく」と話しています。