福岡 小川知事「平日も夜の繁華街への外出控えて」

福岡 小川知事「平日も夜の繁華街への外出控えて」
福岡県の小川知事は、福岡県が直近の1週間に新型コロナウイルスの感染者が大幅に増えている「感染拡大警戒地域」に入りつつあるという認識を示したうえで、週明けの月曜日以降、平日の夜間に繁華街などに出かけるのを控えるよう、県民に呼びかけました。
福岡県内では3日、福岡市、北九州市、糸島市で、合わせて19人の感染が確認され、3日までに感染が確認された人の合計が119人になりました。

これを受けて、小川知事は3日夜、臨時の記者会見を開き、県内の感染状況について、「非常に危険な水域に入っているのではないかと思っている」と述べ、福岡県が直近の1週間に感染者が大幅に増えている「感染拡大警戒地域」に入りつつあるという認識を示しました。

そのうえで、来週の月曜日以降、平日の夜間に接客を伴う飲食店に出入りしたり、繁華街に出かけたりするのを控えるよう、県民に呼びかけました。

また、感染確認が大幅に増える中で喫緊の課題となっている病床の確保について、県内12か所の感染症指定医療機関の66の専用病床とは別に、3日までにおよそ40の一般病床を患者の受け入れ先として確保したことを明らかにしました。

さらに、厚生労働省が軽症の患者らに宿泊施設や自宅で療養してもらうためのガイドラインを通知したことに関連して、「県として今までも、民間施設を活用できないかという検討は進めていて、関係者とも話している。その作業を加速させたい」と述べ、病床の確保に向け、宿泊施設や県有施設などの活用について検討を加速させる考えを示しました。