新型コロナ 症状改善の退院基準見直し 重症患者を優先 厚労省

新型コロナ 症状改善の退院基準見直し 重症患者を優先 厚労省
新型コロナウイルスの感染者数が急増する中、重症の患者の治療を優先するため、厚生労働省は症状が改善した人の退院を認める基準を見直しました。
具体的には、症状が治まったあと1回目のウイルス検査を受けるまでの時間をこれまでの48時間から24時間に短縮しました。一方、1回目で陰性だった場合、2回目の検査が行われるまでの時間は、これまでの12時間から24時間に延長されます。

2回続けて陰性であれば退院が認められるということです。この基準はWHO=世界保健機関の最新の見解に従って定めたということです。

また、この基準は医療機関からの退院だけでなく、軽症や症状がみられない人の宿泊施設や自宅での療養を解除する際にも適用されます。

ただ、これらの人の検査を行うことで重症の人の治療に支障が出るおそれがある場合は、療養を始めてから14日間、症状に大きな変化がなければ検査をしなくても療養を解除できるとされています。