Jリーグ 再開時期を白紙に 再開は1か月以上遅れる見込み

Jリーグ 再開時期を白紙に 再開は1か月以上遅れる見込み
サッカーJリーグは4月下旬から5月上旬にかけて段階的な再開を目指していた公式戦の日程について新型コロナウイルスの感染が急速に広がっているとして白紙にすると発表しました。再開の時期は少なくとも1か月以上遅くなるとしています。
Jリーグがプロ野球と連携して新型コロナウイルスの対応策などを協議する「対策連絡会議」では、3日午前中、5回目の会合が開かれ、感染症の専門家が「感染の局面が変わり、今月末の試合開催は難しく、再開の時期をできるだけ後ろにずらすべきだ」と提言しました。

これを受けてJリーグは、午後から急きょ、各クラブの代表者などによる臨時の実行委員会を開きました。

そして、今月25日からJ3、来月2日からJ2、来月9日からJ1と段階的に再開することを目指していた公式戦の日程を白紙にすることを決めました。

新たな日程については今後、検討するとしていますが、再開の時期は、少なくとも1か月以上遅くなり、来月下旬以降になるとしています。

実行委員会のあと、ウェブ上で記者会見したJリーグの村井満チェアマンは「感染症の専門家のトーンが明らかに従来と変わり自分の考えもリセットするタイミングと考えた」と話しました。

そのうえで、再開を延期することによる大会方式への影響については「1か月空くことで何がどう変わるか、詳細の詰めはこれからだが、大枠の大会の骨組みを変えず何かできるか検証することになる」と述べ、現時点では抜本的な見直しは想定せず、細かい調整で乗り切れるか協議していく考えを示しました。