茨城県知事 東京につながる鉄道の沿線住民などに外出自粛要請

茨城県知事 東京につながる鉄道の沿線住民などに外出自粛要請
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、茨城県の大井川知事は茨城県と東京とを結ぶ鉄道の沿線にある市や町など9つの自治体の住民を対象に、次の土日と今月10日までの平日の夜間に、不要不急の外出を自粛するよう要請しました。
これは茨城県の大井川知事が、2日夜、緊急の記者会見を開いて明らかにしました。茨城県内では、2日午後8時までに新型コロナウイルスの感染者が43人に上り、2人の死亡が確認されています。

さらに、都内での感染者が急激に増えていることを踏まえて大井川知事は、東京とを結ぶ、JR常磐線とつくばエクスプレスの沿線、それに感染者が増えている神栖市の住民に対して、次の土日と今月10日までの平日の夜間に、不要不急の外出を自粛するよう要請しました。

対象となるのは▽つくば市と▽つくばみらい市、▽守谷市、▽土浦市、▽阿見町、▽牛久市、▽龍ケ崎市、▽取手市、▽神栖市の合わせて9つの市と町です。

一方で、学校については感染症対策を十分に行ったうえで入学式や始業式を実施し、授業や部活動なども予定どおり行うとしています。

大井川知事は「感染者が都内などから県内に入ってくることが脅威になっている。経済的、社会的影響がなるべくないよう、対象地域を限定したので県民には理解して協力してもらいたい」と話していました。