福岡 介護老人保健施設で「クラスター」発生か 新型コロナ

福岡 介護老人保健施設で「クラスター」発生か 新型コロナ
福岡市の高島市長は、2日夕方、記者会見し、博多区の介護老人保健施設で市内では初めて「クラスター」と呼ばれる感染者の集団が発生したと見られると発表しました。
それによりますと、1日、福岡市博多区にある介護老人保健施設「楽陽園」で40代の女性看護師の感染が確認されたため、市が施設の入所者と職員、合わせて46人を濃厚接触者として検査した結果、新たに入所者6人、職員2人の合わせて8人の感染が確認されました。

楽陽園と併設されている病院によりますと、感染が確認された入所者は同じフロアの70代から90代の男女6人で、ほかの病院に入院した1人を除く5人は発熱はあるものの重症ではなく、施設内の入所者がいないフロアに隔離する作業が進められているということです。

楽陽園によりますと、施設にはまだ検査を受けていない入所者がおよそ50人いるということで、市はこうした人たちの検査も行うかどうか検討しています。

このほか、2日、福岡市内では新たに4人の感染が確認され、福岡市では2日1日に12人の感染が確認されたことになります。

高島市長は「感染者の増加に鑑み、不要不急の外出を自粛してもらい、それぞれが行動に責任を持ってうつらない、うつさないに協力していきたい」と述べました。

また、福岡県全体でこれまでに新型コロナウイルスへの感染が確認された人は90人となりました。