福岡県教委 新学期1か月延期を発表 5月7日スタートを目指す

福岡県教委 新学期1か月延期を発表 5月7日スタートを目指す
新型コロナウイルスの感染確認が福岡県内で相次いでいることを受けて、県教育委員会は県立学校の新学期のスタートを当初の予定からおよそ1か月延期して、5月7日からのスタートを目指すと発表しました。
福岡県内では1日夜も北九州市で21人の感染が確認されるなど、1日までに県内で感染が確認された人は78人となっています。

こうした感染の拡大を受けて、福岡県は2日、感染症の専門家らで構成する県感染症危機管理対策委員会の委員長らから意見を聞き、この中で「福岡県は直近の1週間に感染者が大幅に増えている『感染拡大警戒地域』にあたる」という認識が示されたということです。

これを受けて県教育委員会は2日、ほとんどの県立学校で今月6日としていた新学期のスタートをおよそ1か月延期して、5月7日のスタートを目指すと発表しました。5月7日以降に入学式や始業式を行うかどうかは各校で判断してもらうということです。

県教育委員会の城戸秀明教育長は「県立学校の児童や生徒が公共交通機関を利用していることなどを踏まえて、感染リスクを最大限回避し、健康と安全を守るために判断した。県内の市町村立の学校に対し一律な対応を求めるものではない」と述べました。