休校継続 ネットで学習支援拡充を検討 教育サービス会社

休校継続 ネットで学習支援拡充を検討 教育サービス会社
都立学校の休校の延長が決まるなど、新型コロナウイルスの感染が拡大傾向にある地域で休校の継続が広がる中、教育サービス大手の会社ではインターネット上での学習支援の拡充を検討しています。
教育サービス大手の「ベネッセコーポレーション」は先月、全国の学校が臨時休校となったことを受けて、学習ドリルの無料提供を始めました。
提供したのは小中学生や高校生向けに前の学年で習った内容を教科ごとに復習できるドリルなどで、用意した30万部の冊子は最初の4日でなくなり、その後、WEBからのダウンロードと合わせてこの1か月で75万部が配布されたということです。

1日の段階でもダウンロードがあるなど需要の高い状態が続いているということで、会社ではさらに休校が続く子どもたちのために動画配信を活用するなど内容を拡充し、子どもたちの学習や生活を支援していきたいとしています。
ベネッセコーポレーション小学生高学年事業本部の清水里子本部長は「学校に行っているときのように勉強するために少しでも役に立てほしい。家にいる時間が長くなるので、ドリルに限らず実験や将来について考えてもらう教材などの追加を考えていきたい」と話していました。