セブン&アイ 中期経営計画の公表延期 新型コロナウイルス

セブン&アイ 中期経営計画の公表延期 新型コロナウイルス
流通大手のセブン&アイ・ホールディングスは新型コロナウイルスの感染拡大で将来の事業環境を見通すことが難しくなったとして来週に予定していた今後、5年間の中期経営計画の公表を延期する方針を固めました。
セブン&アイはことし2月期の決算の発表にあわせて、2020年度から5年間のグループの中期経営計画を今月9日に公表することにしていました。

しかし関係者によりますと、感染拡大が続く中、将来の事業環境を見通すことが難しくなったとして予定していた中期経営計画の公表を延期する方針を固めました。

今回の計画では国内の5つの店舗の閉鎖をすでに打ち出している傘下のデパート「そごう・西武」に加えて、総合スーパー「イトーヨーカ堂」の立て直しに向けた戦略などをどのように示すかが焦点となっていました。

セブン&アイは今後、感染拡大の影響を踏まえたうえで中期経営計画の内容や公表の時期を検討する方針で、感染の拡大が企業の中期的な経営計画にも影響を及ぼしています。