中小企業の相談30万件超「1件でも多く要望に応える」経産相

中小企業の相談30万件超「1件でも多く要望に応える」経産相
新型コロナウイルスの感染拡大で中小企業の資金繰りが厳しくなる中、梶山経済産業大臣は相談を受けて資金面の支援を行っている都内の政府系金融機関と信用保証協会を視察し、1件でも多くの企業の要望に応えられるようにしたいと述べました。
梶山経済産業大臣は2日、中小企業への資金支援の窓口となっている政府系金融機関の商工中金と東京信用保証協会を訪れ、支援の現状や課題について担当者から報告を受けました。

経済産業省によりますと、全国の相談窓口に中小企業などから寄せられた相談の件数は1日までに30万件を超えているということです。

また融資や保証の申し込みは先月30日の時点でおよそ13万件あり、このうち7万5000件についてすでに実行したということです。

一方で、中小企業などからは審査にかかる時間をもっと短くしてほしいなどという声があがっています。
梶山経済産業大臣は視察のあと、記者団に対して「支援のメニューができても、それを円滑に実行するには現場の力が必要だ。窓口が足らなければさらに拡充するなどして、1件でも多くの企業の要望に応えられるようにしたい」と述べました。