「新入生歓迎イベント自粛を」京都の学生ら全国に呼びかけ

「新入生歓迎イベント自粛を」京都の学生ら全国に呼びかけ
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京都産業大学の学生など若い世代の新型コロナウイルスの感染が相次いでいることを受けて、京都市の学生たちが新入生の歓迎イベントの自粛などを全国の学生に向けて呼びかけました。
呼びかけを行ったのは、京都市で活動している学生団体の代表などを務める京都大学3年生の川端悠輔さんと同志社大学2年生の青木悟さんら3人です。

川端さんらは1日、京都市役所を訪れ「自分を無症状の感染者だと思って、大切な人を守るために慎重な行動をとりましょう」と全国の学生に呼びかけるメッセージを読み上げました。

具体的には、京都産業大学の学生を中心に、若い世代の感染が相次いでいることを受けて、密閉、密集、密接の3つの密の条件が重なる場を避けること、特に新入生を歓迎するイベントの自粛や延期を求めています。

また海外旅行をした学生は旅行先や体調について積極的に大学に報告し、大学の指示に従うとともに2週間は自宅で待機することを徹底してほしいとしています。

読み上げたメッセージの内容はSNSなどを使って、学生どうしで共有したり京都市のホームページに掲載したりして、広く発信することにしています。

川端さんは「私たちも率先して行動し、京都や全国の学生の皆さんとこの問題に真剣に向き合い、ともにこの状況を乗り越えていきたい」と話していました。