欧州では10代前半で死亡も 若者の重症化相次ぐ 新型コロナ

欧州では10代前半で死亡も 若者の重症化相次ぐ 新型コロナ
世界では、新型コロナウイルスに感染した若年層が重症化するケースが相次いでいて、ベルギーやイギリスでは10代前半が亡くなるケースが出ています。
ベルギーの保健省は、先月31日に新型コロナウイルスに感染した12歳の少女が死亡したと発表しました。

イギリスでは、13歳の少年が新型コロナウイルスに感染して死亡しました。
地元メディアによりますと、少年には特に持病はなく、発症後、呼吸困難となって入院し人工呼吸器を使用しましたが、意識不明の状態となり、30日に亡くなりました。

フランスでも16歳の少女が亡くなるなど、感染しても比較的症状が軽いとされている若年層の間でも、重症化して命を落とすケースが出ています。

WHO=世界保健機関の技術責任者は先週の記者会見で「若者は症状が軽いことがほとんどだが、重症化し亡くなったという報告もある。若者自身の症状が軽くても体の弱い人に感染させ、その人が重症化し命に関わる場合もある」と述べて、若い世代も感染防止に努めるよう呼びかけています。