山形県 60代男性の感染確認 県内在住では初 新型コロナ

山形県 60代男性の感染確認 県内在住では初 新型コロナ
山形県は上山市の宿泊施設で働く市内在住の60代の男性が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。県内で感染が確認されたのは2人目で、県内在住の人の感染確認は初めてです。
新たに感染が確認されたのは、上山市にある宿泊施設「花明りの宿月の池」で調理担当として働く、市内に住む60代の男性です。

県によりますと男性は先月23日、全身にけん怠感が出て、先月28日に38度台の発熱を訴え、医療機関の往診を受けました。30日になっても熱が下がらず、保健所に相談したうえで「新型コロナ感染症外来」を受診して検査を受けましたが陰性でした。

しかし31日、県内の感染症指定医療機関に入院し、再び検査を行った結果、陽性だったということです。

県内で新型ウイルスへの感染が確認されたのは2人目で、県内在住の人では初めてです。

男性は県内の医療機関に入院していて病状は安定しているということです。また、発症する前の1か月間に海外への渡航歴や県外への行動歴はないということです。

県によりますと、現時点での濃厚接触者は家族4人と同じ調理場で働く従業員4人の合わせて8人で、いずれも、県がウイルス検査を行っています。

県では、男性がいつまで出勤していたかなど確認を進め、感染経路の特定を急いでいます。

吉村知事は会見で「県民の命と安全を守るために感染源の特定を速やかに行い、感染拡大の防止に万全を期したい」と述べました。