仙台 感染者と同じ飲食店利用の4人感染確認 新型コロナ

仙台 感染者と同じ飲食店利用の4人感染確認 新型コロナ
仙台市内に住むいずれも20代の男女4人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されました。4人はこれまでに感染者5人が利用したことがわかっている仙台市内の飲食店を訪れていたということで、市が詳しい行動や濃厚接触者などについて調べています。
新たに感染が確認されたのは、いずれも仙台市に住む20代で、
▽仙台市立仙台高校に勤務するALT=外国語指導助手の外国籍の女性と、▽仙台市立六郷中学校に勤務するALTの外国籍の女性、それに、
▽「セブン‐イレブン仙台泉中央4丁目店」の従業員で日本人の男性、
▽会社員の日本人男性の合わせて4人です。

4人は、いずれも先月20日夜から深夜にかけて、仙台市青葉区の「HUB仙台一番町四丁目店」を利用していました。この店を訪れていた人が新型コロナウイルスに感染していたことを知って30日、電話で相談し、31日帰国者・接触者外来を受診して検査した結果、1日、感染が確認されたとということです。

4人とも現在、感染症指定医療機関に入院していますが、状態は落ち着いていて重篤な状況ではないということです。仙台市は4人の詳しい行動や濃厚接触者などについて調べることにしています。

市は、4人のうち外国籍の女性2人が勤務する仙台高校と六郷中学校については校舎の消毒を行い、一部を除いて教職員を2日から自宅待機させるほか、始業式と入学式は当面、延期するとしています。

このほかの仙台市立の学校については予定どおり今月8日に再開させることにしています。

仙台市の郡市長は記者会見で、この飲食店で「クラスター」と呼ばれる感染者の集団が発生したとして、厚生労働省にクラスター対策班の派遣を要請したことを明らかにしました。

仙台市によりますと、先月20日と21日にこの飲食店を利用した人から受けた相談件数が少なくとも248件に上っているということで、この2日間の営業時間内に店舗を訪れた人は症状が出ていなくても連絡してほしいと呼びかけています。

窓口の電話番号は022ー211ー3883です。

これで宮城県内で新型コロナウイルスの感染が確認されたのは、11人となりました。