日産 動画配信で入社式 社長が業績回復に向け結束呼びかけ

日産 動画配信で入社式 社長が業績回復に向け結束呼びかけ
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、日産自動車でも、インターネットの動画配信による異例の入社式が開かれ、内田誠社長は業績の回復に向けて結束を呼びかけました。
日産自動車の内田社長は横浜市西区の本社にあるギャラリーからインターネットを通じて自宅などにいる650人余りの新入社員に「私も去年12月に社長に就任して、いわば新入社員です。今後の日産には皆さんのフレッシュな考えが必要で一緒に会社をよくしていきたい」とあいさつしました。

そして「日産をどのような会社にしたいか」という新入社員から事前に寄せられた質問に対し、内田社長は「当面は信頼回復が重要だ。今後3年間では利益を生み出し業績を立て直すと同時に、会社の将来に向けて強みを生かしていけるよう改革を進めたい」と答えました。
ギャラリーに展示された電気自動車には今後、新入社員の意気込みを書き込んだステッカーが貼り付けられることになっていて、入社式の最後にその1枚目として、内田社長が「ともに実現しよう」という意味の「Together we make it happen」というメッセージを貼りました。
日産自動車は業績が低迷する中で新型コロナウイルスの感染拡大で生産や販売に大きな影響を受けていて、立て直しが差し迫った課題になっています。