大手デパート各社の3月売り上げ リーマンショック上回る下落

大手デパート各社の3月売り上げ リーマンショック上回る下落
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新型コロナウイルスの感染拡大の影響で大手デパート各社の先月の売り上げは、去年の同じ時期と比べて最大で40%程度減少し、リーマンショックや東日本大震災直後を上回る大幅な落ち込みとなりました。
大手デパート各社は1日<先月の売り上げの速報値を発表しました。

それによりますと、
▽大丸松坂屋百貨店を傘下に持つJ.フロント リテイリングが41.4%減少したほか、
▽阪急阪神百貨店が38.1%、
▽三越伊勢丹ホールディングスと高島屋が35.1%、
▽そごう・西武が31.9%、
それぞれ大幅に減少しました。

いずれもリーマンショックや東日本大震災の直後よりも大幅な下落となり、各社とも確認できる範囲では過去最大の落ち込みだとしています。

これは、新型コロナウイルスの感染拡大で、外国人旅行者の免税売り上げが各社とも大幅に減少したことや国内で外出を控える動きが広がり来店客が減ったこと、それに店舗によっては臨時休業や営業時間の短縮を行ったことなどによるものです。

デパートの担当者の1人は「非常に厳しい状況だ。今は安心安全な店舗の運営に努め、新型コロナウイルスの感染が収まるのを待つしかないのではないか」と話しています。