3月新車販売台数 去年の同月と比べ9.3%減 新型コロナの影響

3月新車販売台数 去年の同月と比べ9.3%減 新型コロナの影響
先月、国内で販売された新車の台数は、去年の同じ月と比べて9.3%減少しました。新型コロナウイルスの感染拡大で、店を訪れる客が減って販売の落ち込みが続いています。
日本自動車販売協会連合会などの発表によりますと、先月、国内で販売された新車は58万1438台で、去年の同じ月と比べて9.3%減少しました。

このうち普通車や小型車、トラックなどは10.2%減って37万4955台、軽自動車も7.6%減って20万6483台でした。

消費税率が引き上げられた去年10月以降、6か月連続の減少で、業界団体では新型コロナウイルスの感染拡大の影響で店を訪れる客が減り、販売の落ち込みが続いているとしています。

業界団体は今後の見通しについて「自動車メーカー各社が国内の工場を一時停止する動きが相次いでおり、今後、出荷の遅れが販売に影響することも懸念している」としています。

一方、先月までの昨年度1年間の新車の販売台数は、前の年度より4.2%減って合わせて503万8727台でした。消費税率引き上げによる販売の落ち込みに加え、台風などの自然災害が相次いだためで、4年ぶりの減少となりました。