全国植樹祭が延期見通し 皇室活動にも大きな影響 新型コロナ

全国植樹祭が延期見通し 皇室活動にも大きな影響 新型コロナ
新型コロナウイルスの感染拡大によって、天皇皇后両陛下が出席される予定だった5月の「全国植樹祭」が、来年に延期される見通しになりました。両陛下主催の園遊会も開催の見送りが検討されるなど、皇室の活動にも大きな影響が出ています。
「全国植樹祭」は、ことしは、5月31日に島根県大田市で開かれ、両陛下が式典に出席されることになっていましたが、関係者によりますと、新型コロナウイルスの感染拡大によって来年に延期される見通しになりました。

また、両陛下の主催で春と秋に開かれている園遊会も、5月27日に予定されていますが、今後の状況次第で開催を見送ることも検討されています。

5月に予定されている日本赤十字社の全国大会についても、名誉総裁を務められる皇后さまの出席は、見合わせられる見通しです。

皇位継承順位1位の皇嗣の秋篠宮さまは、今月19日に「立皇嗣の礼」に臨まれますが、祝宴にあたる儀式は取りやめられ、その後の三重県や奈良県への訪問も延期される方向で調整が進められています。

さらに、秋篠宮さまや紀子さまが、4月出席される予定だった東京都内の行事も、相次いで中止や延期が決まっています。

一方、外国への訪問も、両陛下のイギリス訪問がすでに延期されているほか、秋篠宮ご一家で検討されてきた訪問も一部は見送りが決まり、そのほかについても検討が進められない状況で、皇室の活動にも大きな影響が出ています。