新型コロナウイルスの感染拡大をうけて臨時休校から春休みに入っている都立高校などについて、国の今後の方針も考慮しつつ、５月の大型連休が終わるまでは休校とする方向で調整していることが関係者への取材でわかりました。

東京都教育委員会は新型コロナウイルスの感染拡大をうけて、臨時休校のあと今は春休みに入っている都立高校などについて、生徒の感染を防ぐ対策をまとめ、４月からの新学期に向けた準備を進めています。

しかし、関係者によりますと、都内で感染の拡大が続き、都が不要不急の外出を控えるよう呼びかけるなか、新学期の開始を遅らせる方向で調整しているということです。

具体的には、５月の大型連休が終わるまでは休校とする方向で調整していて、国の今後の方針も考慮しつつ、近く開かれる教育委員会の会議で正式に対応を決めるということです。

小中学校を管轄する区市町村の教育委員会に対しては、都立学校でとる対応を知らせたうえで、地域の実情に応じた措置を検討してもらう見通しです。