長野 阿部知事「高齢者がいる実家に帰省控えて」 新型コロナ

長野 阿部知事「高齢者がいる実家に帰省控えて」 新型コロナ
進学や就職などが行われる新年度にあたって県をまたいだ若者の往来が増えているとして長野県の阿部知事は、31日会見で、「高齢者がいるような実家への帰省は控えて欲しい」と感染が拡大している地域からの帰省を控えるよう呼びかけました。
長野県の阿部知事は新型コロナウイルスに関する県の基本的対処方針が決定したことを受けて31日、記者会見を開き、「県民の命を守り抜くことが最も重要な使命だと考えている。医療態勢を上回る患者の発生はなんとしても避けなければならない」と述べました。

県はこれまでに感染が拡大している地域への不要不急の往来を控えること、熱などの症状がある場合は外出や人との接触を控えることなどを呼びかけていますが、県内外での感染の広がりを受けて新たに「2つのお願い」として協力を呼びかけました。

具体的には、
▽感染拡大地域から高齢者がいるような実家への帰省はよく考え、できるだけ控えること、
▽また、感染しても症状が軽く自覚しない人もいるので、電車やバス、スーパーなど多くの人が集まる場所では症状がない場合でもマスクを着用してほしいとしています。

阿部知事は帰省を控えるよう求めたことについて「移動の自由を制限しているわけではないが、新年度にあたり若い人が感染拡大地域から帰省する状況が増えている。身近な人に感染を拡大させないための行動をとってほしい」としています。