京産大関係者7人の感染確認 学生中心に感染者計31人に

京産大関係者7人の感染確認 学生中心に感染者計31人に
京都府は31日夜、新たに府内の7人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。いずれも、感染が相次いでいる京都産業大学の学生とその接触者だということです。
このうち5人は、すでに感染が確認されている京都産業大学の学生も出席して3月23日に京都府井手町で開かれた交流会の参加者で、内訳は、井手町の40代の男性が3人、京田辺市の30代の男性1人、八幡市の30代の男性1人です。

ほかの2人はいずれも京都産業大学の学生で、亀岡市の男子学生と、城陽市の女子学生です。2人は、ヨーロッパ旅行から帰国後に感染が確認された京都産業大学の別の学生が出席していた、3月19日のゼミの送別会に参加していたということです。

症状は7人とも軽いということです。

京都産業大学の学生を中心とした感染者は、これで31人となりました。

また、京都府内で感染が確認されたのは、65人となりました。
またこのほか、いずれも20代の女子学生2人の感染も確認されています。

京都市によりますと、女子学生の1人は、感染がすでに確認されている学生と、3月19日に市内の居酒屋で行われた大学のゼミの送別会に出席していたということです。

もう1人の女子学生は、すでに感染が確認された別の学生の接触者だということです。

2人は発熱やせきなどの症状がみられましたが、いずれも軽症だということです。

京都産業大学では、ゼミの送別会やサークルの懇親会の参加者の間で感染が広がっていています。

春休みで帰省している学生もいることから、京都市は各地の自治体と協力して、送別会などに参加した学生全員の検査や、接触した人の確認を進めることにしています。