韓国 感染リスク考慮 小中高校 新学期は順次オンライン授業で

韓国 感染リスク考慮 小中高校 新学期は順次オンライン授業で
韓国政府は、新型コロナウイルスの感染が拡大する中、例年3月に始まる小中学校と高校の新学期の開始時期について検討を続けてきましたが、4月9日以降オンラインで順次、授業を行うことを決定しました。
これは、韓国政府が31日発表したもので、3月に開始できなかった小中学校と高校の新学期を4月以降オンラインで始め、まず4月9日から、中学3年生と高校3年生の授業を始めるとしています。

その後、来月16日以降、小学生や中学1年生と2年生、さらに高校1年生と2年生の授業も順次、開始する方針です。

また、例年11月に行われる大学の入学試験も2週間遅らせて、12月に実施することも合わせて発表しました。

韓国では2月末には、およそ900人の新型コロナウイルスの感染者が、確認される日もありましたが、3月に入ってからは100人を下回る日もあり、政府高官は感染拡大の勢いは弱まりつつあるとしています。

しかし今回の決定は依然、感染のリスクが残っていることを考慮したものとなりました。

韓国メディアは、学校によってオンラインの設備が異なるため、授業の内容に格差が出るおそれがあると指摘しており、ムン・ジェイン(文在寅)大統領は、対策を講じるよう指示しました。