居酒屋の塚田農場運営会社 全国の店舗 2日から一斉休業へ

居酒屋の塚田農場運営会社 全国の店舗 2日から一斉休業へ
新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、居酒屋チェーン、塚田農場の運営会社が、国内およそ180の店舗すべてを2日から原則として一斉休業することになりました。運営会社は、社員とパート・アルバイトの雇用は維持する方針です。
発表によりますと、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、東京都が平日を含め、夜間の外出を控えてほしいと呼びかけていることなどを踏まえて、塚田農場をはじめ、国内にあるおよそ180店舗すべてを2日から原則として一斉休業します。

営業再開の予定は店舗のある地域によって異なり、
▽東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、それに栃木は来月21日をめど、
▽大阪、兵庫、京都、愛知、岐阜、それに三重は来月15日をめど、
▽それ以外の地域は来月10日をめどに営業を再開したいとしています。

運営会社は社員とパート・アルバイトの雇用は維持する方針で、国の雇用調整助成金を活用することなどで、およそ900人いる社員に対して休業手当を支給する予定です。

また、およそ4000人いるパート・アルバイトの一部にも、休業手当を支給する予定です。

運営会社は「店舗をご利用いただいているお客さまの思い、商品の販売先がなくなる生産者の無念を鑑みますと断腸の思いでありますが、何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます」とコメントしています。
塚田農場を運営するエー・ピーカンパニー営業本部の高平学統括料理長は、「感染者が増え続ける中で会社として負担も大きく苦しい状況だったので、今回の決断に至った。感染拡大を防ぐ対策を徹底して再開に備えたい」と話していました。