歌舞伎町など繁華街で大幅に人口減少 自粛呼びかけの30日夜

歌舞伎町など繁華街で大幅に人口減少 自粛呼びかけの30日夜
東京都の小池知事が記者会見で、夜間に接待を伴う飲食店などに行くことへの自粛を呼びかけた30日夜、歌舞伎町など都内の多くの繁華街で大幅に人口が減少していたことが携帯電話の位置情報のビッグデータの解析から分かりました。
携帯電話の位置情報のビッグデータを元に、人の動きなどを解析している渋谷区の会社によりますと、30日夜、新宿区の歌舞伎町で人が最も多かったのが午後8時の推計でおよそ4万人となり、1週間前と比べて3割を超える減少となりました。

これは3月25日に小池知事が緊急の会見を開いて、週末の不要不急の外出の自粛を呼びかけたあとの27日の金曜日と比べても1万4000人余りの減少となっています。

30日は、都内の多くの繁華街でも人が減少していて、このうち新橋や六本木では1週間前と比べて、およそ2割減少していたということです。

データを解析した「Agoop」の柴山和久社長は「きのう歌舞伎町では、夜間だけでなく、すべての時間帯で人が減少していて、きのうの会見だけの影響とは現段階では言えず、見極めが必要だ。また、以前と比べて人が減っているのは確かだが昨夜も、深夜の時間帯に3万人近くの人が街にいて、まだまだ多いとも言えるのではないか」と話していました。