「緊急事態宣言 実施すべき」経済同友会 櫻田代表幹事

「緊急事態宣言 実施すべき」経済同友会 櫻田代表幹事
経済同友会の櫻田代表幹事は31日の定例の記者会見で、新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく「緊急事態宣言」について、日本経済を早く回復軌道に戻すためには、実施すべきだという考えを示しました。
この中で櫻田代表幹事は、緊急事態宣言が日本経済に及ぼす影響について、「例えて言えば、『緊急事態宣言』で経済が強制入院のようになり、失速するかもしれない。だが、プロペラが再び回り始めたときには、戻っていくはずで、過度に心配する必要はない」と述べました。

そのうえで、記者から「緊急事態宣言を出すべきか」と問われたのに対し、櫻田代表幹事は「個人的な見解」と断ったうえで「だらだらと続けるのであれば、一気に緊急入院して早く回復させることが大事だと思う」と述べ、日本経済を早く回復軌道に戻すためには、宣言を行うべきだという考えを示しました。

また、宣言によって、東京でロックダウン=都市の封鎖が行われた場合の影響については、「首都の封鎖は数か月もかかってはいけない。消費の力を維持するため、宣言と同時に国や東京都がどんな対策をとるかが大事だ」と述べ、都市の封鎖を行う場合には、経済への影響を最小限に抑えるため、十分な対策を合わせて行うべきだという考えを示しました。