感染者14万人超のアメリカ 人々の行動変わるかが鍵に

感染者14万人超のアメリカ 人々の行動変わるかが鍵に
新型コロナウイルスの感染者が14万人を超え世界で最も多くなっているアメリカでは、トランプ大統領が国民に外出自粛の徹底を求めると共に、首都ワシントンが外出を厳しく禁じる措置に踏み切り、人々の行動が変わるかどうかが拡大抑制の鍵となっています。
アメリカでは感染者の数が14万904人と世界で最も多くなり、亡くなった人は2405人となっていて、政府は国民に不要不急の外出を控えるよう求める行動指針を来月末まで1か月間延長する措置を取りました。

これを受けて、トランプ大統領は30日の記者会見で「重要な30日間になる。指針を守れば100万人の命を守ることができる」と述べて、感染拡大を抑えられるかどうかは今後1か月間の対応にかかっているとして、外出の自粛など行動指針を徹底して守るよう求めました。

また首都ワシントンは30日、住民に対し、食料品の買い出しや通院といった理由を除いて原則として外出を禁じる市長の命令を出しました。

違反した場合は最大5000ドル、日本円で50万円余りの罰金、また90日以内の禁錮を命じられる可能性もあるということで、行動を厳しく制限しています。

アメリカでは各地で住民の外出や行動を制限する措置が続いていて、人々の行動が変わるかどうかが拡大抑制の鍵となっています。