国立がん研究センター 新たに2人感染確認 患者受け入れ中止に

国立がん研究センター 新たに2人感染確認 患者受け入れ中止に
2人の看護師が新型コロナウイルスに感染したことが確認された東京の国立がん研究センター中央病院で、新たに医師と看護師、合わせて2人の感染が確認されました。これを受けて病院は31日から外来・入院ともに新たな患者の受け入れを中止しました。
東京 中央区の国立がん研究センター中央病院では今月27日、女性の看護師2人が新型コロナウイルスに感染していたことが明らかになりました。

これを受けて2人が働いていた病棟の入院患者や職員など158人についてウイルス検査が行われ、30日、新たにこの病棟に出入りしていた30代の男性医師と、この病棟で勤務する20代の女性の看護師の感染が確認されたということです。2人はそれぞれ吐き気や発熱の症状があり、現在は自宅で療養しているということです。

これを受けて、病院は31日から外来・入院ともに新たな患者の受け入れを中止しました。

158人の検査結果は今週中には判明する見通しですが、病院はほかに検査の必要がある人がいないかについても確認を進めていて、受け入れ中止の措置は全員の検査結果を受けた感染防止対策が完了し、安全が確認されるまで続ける予定だということです。

国立がん研究センター中央病院は「ご心配、ご迷惑をおかけします。感染拡大防止に全力で努めます」とコメントしています。