未承認のサプリに“感染予防に効果”と広告 会社を書類送検

未承認のサプリに“感染予防に効果”と広告 会社を書類送検
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医薬品の承認を受けていないサプリメントについて、新型コロナウイルスの感染予防に効果があるとする広告を出していたとして東京 千代田区の健康食品会社が書類送検されました。
書類送検されたのは千代田区の健康食品会社「日本ホールフーズ」と72歳の社長ら2人です。

警視庁によりますと、ことし2月、会社のホームページで医薬品の承認を受けていないサプリメントについて、「新型コロナウイルス対策」「ウイルスの増殖を抑制する」という広告を出していたなどとして医薬品医療機器法違反の疑いがもたれています。

サプリメントは1瓶およそ5000円で以前から販売されていましたが、新型コロナウイルスの流行に乗じた広告を出してからは売れ行きがおよそ7倍に増加したということです。

警視庁によりますと、調べに対して社長らは容疑を認め「利益になると思った」と供述しているということです。

新型コロナウイルスの感染予防に効果があるとうたう商品はインターネット上などで多く出回っていますが、消費者庁は「こうした商品には根拠がないので十分注意してほしい」と呼びかけています。

「違法の認識あった」

書類送検されたことについて「日本ホールフーズ」はNHKの取材に対して「広告に科学的根拠はあると思っていたが、違法だという認識はあった。反省している」と話しています。