中国 ほぼすべての日本人の入国不可能に 短期ビザ免除措置停止

中国 ほぼすべての日本人の入国不可能に 短期ビザ免除措置停止
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて、中国政府は、ビザを保有する外国人の入国を停止したのに加え、31日から、日本人に対し、15日以内の短期滞在であればビザを免除してきた措置を全面的に停止することになりました。これによって、事実上、ほぼすべての日本人が中国に入国できなくなります。
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて、中国政府は今月28日から、有効なビザや居留許可証を保有する外国人の入国を停止しています。

日本人に対してはビジネスと親族訪問が目的の15日以内の短期滞在にかぎり、ビザがなくても入国を認めていましたが、北京にある日本大使館によりますと、中国政府は、この免除措置についても日本時間の31日午後1時から停止すると、日本側に通知したということです。

これによって外交官などを除いて、事実上、ほぼすべての日本人が、一時的に中国に入国できなくなります。

ただ、どうしても中国への入国が必要な人については、中国の大使館や総領事館に個別に相談するよう求めているということです。

中国はすでに、国際航空路線についても、航空会社1社につき、1路線、週1便に制限する措置をとっていて、新型コロナウイルスの海外からの流入への警戒を強化しています。