閉館中の美術館 “数億円” のゴッホの絵盗まれる オランダ

閉館中の美術館 “数億円” のゴッホの絵盗まれる オランダ
新型コロナウイルスの影響で閉館中だったオランダの美術館から数億円の価値があると言われるゴッホの絵画が盗まれ、警察が捜査しています。
盗まれたのはオランダの首都アムステルダム郊外のシンガーラーレン美術館に展示されていたゴッホの絵「春のヌエネンの牧師館の庭」です。

美術館の発表などによりますと、29日夜から30日にかけて何者かが美術館の窓を破って内部に侵入し、絵を盗み出したということです。

盗まれた絵はオランダ国内の別の美術館から貸し出されていたもので、ヨーロッパのメディアは専門家の話として1億円から7億円余りの価値があると伝えています。

この美術館ではオランダ国内で新型コロナウイルスの感染が広がっていることを受けて6月まで閉館していて、警察は犯人の行方を捜査しています。

美術館の館長は「怒りと悲しみを感じている。芸術は共有し、人々に癒やしを与えるべきものだ」とする声明を発表し、返還を求めています。