アジア株 各地で値下がり 新型コロナ感染拡大で

アジア株 各地で値下がり 新型コロナ感染拡大で
週明けの30日のアジアの株式市場は、新型コロナウイルスの感染拡大の勢いが止まらないことへの警戒感から、売り注文が広がる展開となり、シンガポールで4%を超える値下がりとなるなど、各地で株価が下落しました。
各地の代表的な株価指数の終値は、先週末と比べて、シンガポールがおよそ4.4%、インドネシアがおよそ2.8%と大きく下落したほか、香港がおよそ1.3%、台湾がおよそ0.7%の下落となりました。

また、中国 上海の株式市場でも売り注文が広がり、代表的な株価指数の「総合指数」は一時、先週末と比べておよそ1.7%下落しました。

その後は、買い戻しの動きも出て終値は0.9%の値下がりでした。

市場関係者は「午後になって買い戻しの動きが広がった市場もあったものの、世界各地で感染者の数が増え、人の移動や外出を制限する措置が強まっており、経済に深刻な影響をもたらすという懸念がさらに強まっている」と話しています。