サッカー ヴィッセル神戸 酒井高徳選手 新型コロナ検査で陽性

サッカー ヴィッセル神戸 酒井高徳選手 新型コロナ検査で陽性
サッカー元日本代表でJ1、ヴィッセル神戸のディフェンダー、酒井高徳選手が新型コロナウイルスの検査で陽性と判定されました。Jリーグの選手で陽性の判定が出たのは初めてです。
ヴィッセルは30日夜、立花陽三社長などがウェブ形式の記者会見で発表しました。

それによりますと、酒井選手は今月25日の練習後、発熱や頭痛など体調不良を訴え、その後、熱は下がりましたが、新型コロナウイルスに感染したプロ野球・阪神の藤浪晋太郎投手と同じように匂いを感じない症状が続いたということです。

そして28日PCR検査を受けた結果、30日陽性と判定されました。Jリーグの選手で陽性が確認されたのは初めてです。

ヴィッセルでは、酒井選手が体調不良を訴えた25日の夜から酒井選手を隔離する措置をとっていて、現在は保健所などと連携して濃厚接触者のリストアップを進めています。現時点ではヴィッセルのほかの選手やスタッフに体調不良を訴える人はいないということです。

酒井選手はクラブを通じて「自分もプロの精神を掲げて人数が多い場所に行かないほか、消毒や手洗いに気を遣って生活していただけに、情けなく思っている。ウイルスはどこに潜んでいるかわからない。自分以外の感染がないことを心から祈るしかない。多くの方にご不安やご迷惑をかけて心からおわびしたい」とコメントしています。

村井チェアマン「感染症拡大阻止に向け尽力」

Jリーグの村井満チェアマンは、新型コロナウイルスの検査で選手から初めて陽性が出たことについて、「感染した酒井選手は味覚や嗅覚に異常があるものの重篤な容体ではないと聞いております。一日も早い回復を祈るばかりです。改めてJリーグは全クラブと協働し、選手とご家族、クラブスタッフ、お客さま、そして社会を守るため、新型コロナウイルス感染症拡大阻止に向けた各対策に尽力してまいります」とコメントを発表しました。