京都産業大学 新たに学生4人の感染確認 府内計51人に

京都産業大学 新たに学生4人の感染確認 府内計51人に
京都府と京都市は30日夕方、京都市にある京都産業大学の20代の学生4人が、新型コロナウイルスに感染していることが新たに確認されたと発表しました。
京都産業大学では30日午前までに、愛媛県と石川県、和歌山県に住む、それぞれ1人を含めて、学生9人の感染が確認されていて、感染者は合わせて13人になりました。

また、京都府内で感染が確認された人は、合わせて51人になりました。

西脇知事「クラスターの可能性高い」

京都市北区の京都産業大学で、30日までに学生13人の新型コロナウイルスへの感染が確認されたことを受けて、京都府は30日、対策本部会議を開き、このなかで西脇知事は「クラスターの可能性が非常に高い感染が確認されており、予断を許さない状況だ」と述べました。

帰国学生「自分が感染広げてはいけない」

京都産業大学で、海外から帰国した学生などの間で新型コロナウイルスへの感染が広がっていることについて、留学先のアメリカから先週、帰国した女子大学生は「海外から帰った学生から感染が広がっているというニュースを見て、改めて2週間は自宅にこもっている必要があると思います」と話しています。

関西地方の大学に通う20歳の女子大学生は、今月1日からアメリカ・ボストンの語学学校に短期留学していました。

留学は今月28日までの予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で帰国できなくなるおそれがあると考え、予定より3日早い今月25日に帰国しました。

アメリカから帰国した人に自宅などへの2週間の待機を求める要請が行われる前でしたが、帰国後は自主的に外出を控えているということです。

女子大生は「来年には就職活動も始まるので、学生時代最後のチャンスと思って、アメリカへの語学留学を決めましたが、途中からオンライン授業になったり、寮での待機生活になったり、状況が刻々と変わって不安が募りました。帰国後に友達と遊ぶ約束もしていましたが、もし自分が感染していた場合、感染を広げてはいけないと思って、ずっと自宅で過ごしています。海外から帰った学生から感染が広がっているというニュースを見て、改めて2週間は自宅にこもっている必要があると思いました。2週間は長いですが、しかたないと思います」と話していました。