千葉 集団感染の障害者施設 危険区域と安全区域に分け対策へ

千葉 集団感染の障害者施設 危険区域と安全区域に分け対策へ
新型コロナウイルスの集団感染が起きている千葉県東庄町の障害者福祉施設では、感染が確認された入所者などが86人に上り、千葉県は国の専門家と協力して施設内を感染の危険がある区域と安全な区域に分ける対策などを取ることにしています。
東庄町にある障害者福祉施設、「北総育成園」では29日、新たに入所者20人と職員の家族8人の感染が確認され、感染が判明した関係者は86人に上っています。

県によりますと、残る入所者などの検査結果は30日以降に判明する見通しで、感染者はさらに増えるおそれがあるということです。

また、入所者のうち60人余りは感染の有無にかかわらず、慣れた環境での生活が望ましいとして、施設内の個室にとどまっていますが、厚生労働省が派遣した対策班などと合同で確認した結果、専門家からは「感染の危険がある区域と安全な区域に分けたほうがよい」と指摘されたということです。

このため、千葉県は感染がこれ以上拡大しないよう対策を進める方針です。

また、施設側は今月10日以降、職員6人が発熱し、27日になって一斉に入所者20人が発熱したと説明していて、千葉県は健康管理がどのように行われていたかも調べることにしています。