地域中核病院で2人感染確認 院内感染か 新型コロナ 茨城 取手

地域中核病院で2人感染確認 院内感染か 新型コロナ 茨城 取手
茨城県取手市にある「JAとりで総合医療センター」は27日、入院患者2人が新型コロナウイルスに感染していることが相次いで確認されたことから、院内感染が起きている可能性が高いと発表しました。
茨城県とJAとりで総合医療センターは28日、共同で記者会見を開きました。

それによりますと27日、JAとりで総合医療センター入院していたつくばみらい市の70代の男性の感染が確認されました。

このため同じ部屋に入院していて肺炎の症状が出ていた龍ケ崎市の70代の男性も濃厚接触者として検査したところ、その後、感染が確認されたということです。

龍ケ崎市の男性は酸素吸入が必要な中等症だということです。

このほか、感染者を担当した看護師2人が27日から発熱しているため、同じ病棟に勤務する医師や看護師など28人を自宅待機にしたうえで、PCR検査を実施するということです。

病院側は院内感染の可能性が高いとして、今後2週間程度、通常の外来と救急外来を取りやめるということです。

茨城県保健福祉部の木庭愛部長は「JAとりで総合医療センターは地域の中核病院なので調査の結果を踏まえてきっちり対策し、早期の再開を支援したい」と話していました。