「花見は避けるべき 会場周辺にもリスク」専門家が指摘

「花見は避けるべき 会場周辺にもリスク」専門家が指摘
政府の新型コロナウイルス対策の専門家会議の委員で、感染症に詳しい東北大学の押谷仁教授は、多くの人が集まる名所などでの花見は避けるべきだとしたうえで「花見は外だからいいだろうと思う人もいるかもしれないが、花見の会場の周辺にもリスクがある。先月の『さっぽろ雪まつり』で感染が相次いだのは、会場を訪れたからというよりも雪まつりに伴って密閉された場所を訪れたことによると考えられている。花見に伴って、狭い飲食店や仮設のプレハブ、テントなどの中に集まって飲食したり会話したりすることに感染のリスクがある」と指摘しています。
押谷教授は、換気の悪い密閉空間、人が密集する場所、密接した近距離での会話の、『3つの密』を徹底的に避けることが大事だとしています。

また、自宅で過ごす際の注意点について押谷教授は、「自宅では、換気を十分に行うこと、トイレなどの消毒を行うこと、それに症状がある人がいればなるべく別の部屋で過ごすなどしてほしい。ずっと自宅にいると気がめいることもあるので、外に出て散歩をしても問題はない」と話していました。