外出自粛で在宅高齢者狙う「訪問盗」が増加 注意呼びかけ

外出自粛で在宅高齢者狙う「訪問盗」が増加 注意呼びかけ
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この週末、外出を控えている皆さんに注意です。在宅の高齢者などを狙って複数の男が業者を装って家を訪れ、住民を点検に立ち会わせている隙に、家じゅうを物色して盗みを行う「訪問盗」がおよそ70件起きていることが分かり、警視庁が注意を呼びかけています。
この週末、東京都が不要不急の外出を控えるよう呼びかけたのを受けて、家にいらっしゃる人も多いと思います。そんな在宅の高齢者などを狙った犯罪が相次いでいます。

電気工事業者などを装って複数の男が家を訪れ、住民を点検に立ち会わせている隙に、ほかの男が家じゅうを物色し盗みを行う「訪問盗」の被害です。

ことし1月から今月27日までに、都内ではおよそ70件起きていることが分かりました。

去年の1月から3月までの被害は55件で、新型コロナウイルスの感染拡大で外出を控える人たちが多くなっていることしは1.3倍に増えています。

被害に遭った1人、町田市の80代の女性は、感染をおそれて家にいたところ、電気工事業者を名乗る2人組が「漏電があったのでブレーカーを見せてほしい」と訪問し、点検に立ち会っている隙に、財布から現金15万円を抜き取られました。

警視庁は、今週末、外出を控える人が多くなるとみられる中、こうした「訪問盗」のような在宅を狙った犯罪に注意するよう呼びかけています。