セ・リーグ 阪神 藤浪投手らの感染経緯など確認 情報を共有

セ・リーグ 阪神 藤浪投手らの感染経緯など確認 情報を共有
プロ野球 セ・リーグは臨時の理事会を開き、阪神で藤浪晋太郎投手など3人の選手が新型コロナウイルスに感染した経緯などを確認し、対応の在り方について情報を共有しました。
セ・リーグは27日午後、東京都内で6球団の代表者が集まって臨時の理事会を開きました。

冒頭で阪神の谷本修球団本部長が、藤浪投手など3人の選手の新型コロナウイルスの感染が確認されるまでの経緯を説明し、現在、すべての選手とチーム関係者に原則として外出禁止の指示を出していることなどを報告しました。

一方で、プロ野球とサッカーJリーグによる対策連絡会議で感染症の専門家チームが出した提言では、選手の中に感染者が出ても「原則、チームは予定どおりに試合と練習をする」としていることから、シーズン中に感染者が出た場合は、必ずしもチームの活動を休止するのではなく、あくまで提言に基づいた対応を取ることを確認しました。

セ・リーグの理事長を務めるDeNAの三原一晃球団代表は「今回は初めてのケースで複数の感染者がいた。シーズン開幕前に起きたことだったので阪神が独自の対応を取ったと判断している。シーズンが始まったら別もので考えないといけない」と話していました。

また各球団ではシーズン開幕後、当面は観客数を制限したうえで、試合を行う方針で一致していて、27日の話し合いでは各球場での具体策について情報の共有を図りました。

そして、新型コロナウイルスの感染者が急増し、東京都をはじめ多くの自治体が不要不急の外出の自粛を呼びかける事態となっていることを受け、シーズン開幕が来月24日からさらに延期された場合も想定した試合日程についても意見を交わしたということです。