韓国 日本に対するビザ免除停止措置 当面維持の可能性

韓国 日本に対するビザ免除停止措置 当面維持の可能性
韓国のチョン・セギュン(丁世均)首相は、「東京で感染者が増えている」と述べ、日本に対するビザの免除を停止している措置について、当面、維持される可能性が高いという見方を示しました。
韓国のチョン・セギュン首相は、27日午後ソウルで外国メディアを対象に記者会見を開きました。

この中でチョン首相は、日本政府が中国と韓国に対する発給済みのビザの効力を停止する措置を、来月末まで延長することについて、「韓国外務省や保健当局が話し合い、必要な措置をどうするか、考えないといけない」と述べました。

一方で、事実上の対抗措置として日本に対するビザの免除や、発給済みのビザの効力を停止している措置については、「最近、東京で感染者がかなり増えている」と述べ、この状況が続けば、これらの措置は当面維持される可能性が高いという見方を示しました。

またチョン首相は、2015年に終了した「日韓通貨スワップ協定」について、「外国為替市場の安定に貢献するので、再開すべきだと思う」と述べました。

ただ、チョン首相は、「当時は、日本側の立場で延長しなかった」と主張し、協定を再開するためには「日本の立場が重要だ」と述べました。