大阪で20人の感染確認 1日に確認された人数で最多に

大阪で20人の感染確認 1日に確認された人数で最多に
大阪府は27日夜、新たに17人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表しました。27日に感染が確認されたのは、プロ野球・阪神の選手3人と合わせて20人となり、大阪府で1日に確認された人数としては最も多くなりました。
大阪府によりますと、27日夜に新たに感染が確認されたのは、20代から80代の男女合わせて17人です。

このうち、堺市の80代の女性は、人工呼吸器を装着していて、症状は重いということです。

また海外からの帰国者が2人いて、河内長野市の50代の会社員の男性は、今月19日にフィリピンから帰国し、田尻町の20代の男性はアメリカとフランスに滞在し今月15日に帰国しています。

27日に感染が確認されたのは、プロ野球・阪神の選手3人と合わせて20人となり、大阪府で1日に確認された人数としては最も多くなりました。

これで大阪府内で感染が確認された人は176人となり、このうち、およそ4割の72人については感染経路が分かっていないということで、府は行動履歴などを詳しく調べるとともに、市中での感染が一定程度、広がっているとして、この週末の不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。

吉村知事 市中感染が広がっていると危機感

大阪府の吉村知事は、新型コロナウイルスに感染したことが判明した20人のうち、海外の渡航歴がある人が2人で、残りの18人については感染経路がたどれていないことを明らかにしました。

さらに、27日に陽性の疑いで検査を行った139人のうち、陽性が確認された人数が20人、率にして14.4%と、これまでに比べて高い傾向を示したことを受け、市中での感染が一定程度広がっているという危機感を示しました