ウーバーイーツ 配達員の待遇改善へ 感染時などに収入補償

ウーバーイーツ 配達員の待遇改善へ 感染時などに収入補償
新型コロナウイルスの感染が拡大する中、一般の人が配達員として料理を客に届けるサービス「ウーバーイーツ」の運営会社は、配達員がウイルスに感染して働くことができなくなった場合に一定の収入を補償すると発表しました。
発表によりますと、「ウーバーイーツ」の運営会社の日本法人は、新型コロナウイルスの感染が確認されたり、濃厚接触者として保健所から自宅待機を求められたりした配達員を最長で14日間、経済的に支援するということです。

過去6か月にウーバーイーツを通じて得ていた配達員ごとの1日の収入の平均を元に補償する方針で、現在、補償する割合などを検討しているということです。

ウーバーイーツの配達員のようにインターネットを通じて単発で仕事を請け負って働く人たちは「ギグワーカー」と呼ばれ世界中で増えていますが、会社と雇用関係のない個人事業主として扱われるため、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で収入が減った人をどう支援するかが各国で課題となっています。

一方、東京都などが不要不急の外出を控えるよう呼びかけているこの週末について、運営会社は、感染予防の対策として料理を玄関先に置くいわゆる「置き配」での受け渡しを選べるようにしていることなどから、配達サービスは通常どおり運営するとしています。