東京都の小池知事が週末の不要不急の外出の自粛などを要請するなか、東京 目黒区は区内を流れる目黒川沿いに多くの花見客が訪れているとして改めて自粛を呼びかけています。

目黒川沿いには毎年春に300万人ほどの花見客が訪れるということで、ことしは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて目黒区が看板を立てるなどして花見の自粛を呼びかけています。

東京都の小池知事が週末の不要不急の外出の自粛などを要請するなか、区は27日対策本部の会合を開き、青木英二区長が「目黒川は残念ながら不特定多数の方が来ている状況にある」として改めて花見の自粛を呼びかけるよう指示しました。

27日は、目黒川沿いを区の職員が車で巡回しながらマイクで自粛を呼びかけたり、川沿いの出店を回って出店者に営業自粛への協力をお願いしたりしていました。

出店のオーナーの女性は「楽しみに来てくれる人がいるので残念ですが、この土日は店を閉めることにします」と話していました。

花見に訪れていた20代の女性は「今後、外出ができなくなると思ってきょう花見に来ました。この土日は出かけずに家にいます」と話していました。

青木区長は「目黒川沿いはたくさんの人が密集する場所なので、ことしはぜひとも慎重になって来るのは控えてほしい」と呼びかけています。